アロエ神話・・・

年が明けて数日。私の朝の日課は出勤前に祖母を火傷の治療に送って行くことが加わりました。
祖母がお茶をこぼして足に火傷を負ってしまったのです。
酷い火傷だったのですが、「火傷にはアロエが効く」と信じている祖母は火傷のあとにアロエを張ったり、アロエの汁を付けたりして3日ほど過ごしていたと言うから驚きです。
「火傷にアロエがきく」という伝説はよく聞きますが、実際に聞いたと言う人の火傷って、たいがい冷やせば治る程度じゃないのかしらねぇ・・・。

その伝説を信じてアロエを貼って病院に来る人がいましたけど、事態はより悪くしているような気さえします。
事態は改善しないから病院に来ているのであって、むしろバイ菌を増やしてしまったって感じがしないでもないです。
貼ったアロエには雑菌がついていないと言えるのかなぁ〜?
自分で栽培しているアロエを傷口に貼れるかと思うと、ほこりがついていたり、目には見えない菌が付いているだろうなぁ・・・と思うと貼ることはできません。

でも、アロエが効くと信じている人々は多くて、私の祖母もそうですけど、しっかりアロエを貼っています。
いつかアロエの効果があると信じているのだけど、その効果より先に痛さに耐えきれなくなった祖母・・・。
診てくれた医者にも、
「なんでアロエなんか付けたんだ!!!ホントに余計なことを・・・」と叱られました。

アロエ神話もホドホドに・・・です。