地デジのリモコン

ようやく我が家も祖母の家も地デジ対応テレビになりました。
地デジになったからと言って、2つしかない民放とNHKとの4つのチャンネルの数はそのまま。
(増えるわけではありませんでした)
宮崎ではUHFアンテナをこれまで利用していたので、アンテナの工事をしなくてもすぐに放送がみられました。


が!!!問題発生。


米寿の祖母にはリモコンの扱いが困難。
地デジは便利な機能がたくさんありますが、それは、その機能を使いこなせて必要としている人にとっての便利。
そんな機能など要せず、普通に今までと同じようにテレビを見たい高齢の祖母には便利どころか、不便のボタン。


認知の方も次第に衰えている祖母に、説明しても記憶に残るのは電源のスイッチ。
他のボタンに触れてしまっては、「あ、画面がおかしくなった」、「あ・・・また、変になった」と何度か繰り返すうちに、
すっかり嫌になってしまったようだ。



ついに、写真のように邪魔で不要で不便しかもたらさないボタンたちをガムテープで覆う結果になってしまった。

テレビを開発する優秀な頭脳の持ち主達よ。
便利な機能の開発もよいけれど、人にやさしいリモコンの開発をしてほしい。
優しさに頭脳を使ってもらいたいですぅ〜。
(「優しさ」には金銭が発生しないから、そんな事にはお金を使うだけ損なのか・・・と嫌味を言ってしまう)

でも、まぁ、地デジ化してよかったです。
何が良かったって、画面の上下に「ご覧の放送はアナログ放送です」みたいな、邪魔で仕方ないテロップが消えたんですもの。
「知ってるよ。アナログって分かってみてるんだよ。わざわざ嫌がらせをするな」って、
忌々しく思う気持ちから解放されたんですもの。

やれやれ・・・


便利さを 備えしテレビ居座れど 見るは難し 初場所の土俵   心の短歌なり〜