蓼食う虫も…

私の耳に今でも残る高校の時の英語の時間に習った諺。

 There is no accounting for tastes.

確か、「There is no 〜ing」=〜することができない。の例文で習った記憶がある。
直訳すると、「人の好みは説明することができない」という意味で、日本の諺で言うと、
「蓼食う虫も好き好き」ということになるという。

「たでくうむしもすきずき」という言葉は知っていたものの、この時初めて、この諺の意味が
「人の好みは説明できない、人それぞれである」という意味を知る。
でも、この時はまだ「たで」=「蓼」というのは全然知らない。
知らないけど、外国語の時間に日本語の収穫があったというのが新鮮だったので
英語の諺も覚えている。

「蓼食う虫も・・・」の蓼は、柳蓼という蓼のことらしく、茎や葉っぱに苦味があるのだそうだ。
それでもその苦みのある蓼をを好んで食べる虫もいるということで、「好みは説明できるものじゃないなぁ〜」
→「蓼食う虫も好き好き」になったようだ。


我が家にある蓼は「大毛蓼(おおけたで)」という種類。
田んぼの畦とか、雑草として生えているピンク色の蓼の巨大版なのかな?
花言葉は「汚れのない心」「思いやり」。


「蓼で食う虫も好き好き」という諺から、雑草の蓼を知り、そして大毛蓼を知った。
「為になったねぇ〜・・・為になったよ〜ぉ」

あ、猫様には興味のない話でしたか…