軍艦島に行く 〜上陸したぞ!〜

長崎に行ったら、絶対やりたかったもの。
それは「軍艦島」へ行く事です。

でも、一人じゃ行けない(だって、女の子だもん。寂しい・・・)
と言うわけで、かつての同僚で今、長崎で頑張る友達と一緒に参加しました。



軍艦島は本当の名前は「端島(はしま)」といいます。
長崎港から沖合19キロにある、南北に約480m、東西に約180mの小さな島です。

江戸時代の頃に石炭が見つかり、採炭が始まりました。
その後、三菱の経営となり良質な石炭を採掘して昭和49年に閉山となりました。
軍艦島と呼ばれるのは、狭い島に近代的な建物が立ち並び、24時間操業し続けるその姿が
軍艦「土佐」の姿に似ていることから、「軍艦島」になったそうです。


軍艦島へは色んな制約がありますが、上陸するのも結構難しいのだそうで、
私が出かけた日は久々の上陸になるのでは?とガイドさんが仰っていました。

軍艦島に向かう中では、見える島や港の説明があるのですが、
なにせ、舟に乗りなれていない私・・・早くも船酔いの気配・・・




しばらくすると、外の方で、見えてきたという声が上がるも動いたら転んじゃいそうな感じ。
それでも頑張って外に出ましたが、高い波に揺られる船
カメラを構えて撮影を試みたけれど、まともな写真が撮れず
余計に酔いがまわり・・・
仕方なく船内のガラス越しに撮影しました。(帰りの船の時に撮影・・・)

「気分のお悪い人は船に残って下さい」とありましたが、止まっている船も揺れているんですよね〜。
残るのも地獄。無理してでも行かねば損です。


船内で配られたそろいの麦わら帽子をかぶって、強風吹き荒れる軍艦島に上陸しました。


上陸すると、事前に配られたグループ分けのカードの色に従って班行動で見学が始まります。

ふと見上げた軍艦島の丘の上に、白い灯台が建っていたのが目に止まりました。
白くて新しいので不思議な気分がしました。

赤い建物は会社の事務所やお風呂場。
軍艦島では波が穏やかだと言う東側に重要な施設を配置しているんだそうです。

灯台の隣にある施設は貯水施設です。
軍艦島では真水がとても大切な物でした。
給水の船がやってきて水を運んでもらっていたとか。


これは、地下に掘られた採掘の現場へ向かう入り口。
海面下1000mくらいまで掘られてい立と言う話。

こんな狭い岩礁の地下にそんな穴があいているとは・・・。
思わずチリであった落盤事故を思い出しました。
この下に行く炭鉱マンの皆さんは緊張したことでしょう。

これは「天川(あまかわ)と呼ばれる護岸。
天川と言う接着剤のようなものを用いて石を積んで、拡張してゆく島を波から守っていたようです。

軍艦島の驚異と言えば、台風による高波の被害です。
写真のように幾度となくやってきた台風で護岸が被害にあっていました。

テレビで見た震災の後のような光景に似ています。
震災とは違い、長い年月でこうなった姿なのですが・・・。


続いては、島の人々がどのように暮らしていたのか。
島の西側にあるアパート群や、生活の様子の説明がありました。
                        (つづく)