薔薇と女たち 〜花かごしま2011〜

花かごしま2011の目玉の一つが『篤姫ローズ』です

篤姫ローズ』は篤姫をイメージして作られた薔薇です。
専門家の間でも、「篤姫の赤い打掛を思わせる鮮やかな赤で、情熱的で芯の強い薩摩おごじょ篤姫」にふさわしいとの評価があったそうです。


大河ドラマの「篤姫」も赤っぽい着物をお召しになっていた気がします。
時代劇を見ていると、「姫」と呼ばれる方々は赤のお召し物が多ございますね。
少しお年を召されると、紫、黒と金というような感じにもなりますけど。
今の振袖に見られるピンクなどはあまり姫さま方はお召しになっていないような・・・。


その、「篤姫ローズ」の横には、珍しい青いバラがありました。


なんとなく花が過ぎたような気がしますが・・・。
なんとなく青と言うよりパープルと言う感じもしますが・・・。

貴重な花も色あせてしまうものですね・・・。
でも、薔薇は枯れかかっても女王の風格はそのままと言う感じもします。


「おごじょの庭」には、日本や外国のプリンセスや王妃、有名な女優、歴史上の女性たちをイメージした薔薇も多くあります。


これは、ハプスブルグ家の女帝・マリア・テレジアをイメージした薔薇。
あの時代の君主の肖像画にあるマリアの顔色のようなピンクです。
ロココの時代を感じる形のような・・・


これは、クレオパトラをイメージした薔薇。
私のクレオパトラのイメージは金と青です。
金の装飾とアイメイクが青いんじゃないかという勝手な印象でそう感じるのです。
美女で権力者だった彼女は、きっと薔薇風呂に毎日入って、薔薇から抽出した
高価なオイルを塗り込んでいそうなイメージもあります。
(あくまでも、私の個人的なイメージ)

クレオパトラの生きたプトレマイオス朝の時代は、まだモダンローズやハイブリッド・ティやらは、
なかったと思いますが、彼女をイメージすると剣弁の薔薇がぴったりくるような気がします。
円い花と言うよりはシャープな花弁をもつ薔薇のイメージです。


これは、豊臣秀吉の側室・淀君をイメージした「茶々」。
茶々さまってこんな感じなのかなぁ・・・。
こんな感じかもしれないなぁ〜・・・色的には。


オードリ・ヘップバーンをイメージした薔薇。

イングリット・バーグマンという薔薇


外国の名だたる女優や王妃の名前を貰った薔薇が咲きほこる中、日本人の女優の名のついた薔薇を発見しました!


日本代表は・・・・な・なんと!!!

黒柳徹子さんでした

黒柳さんモデルの薔薇の名は「トットちゃん」。
トットちゃんだった頃の黒柳さんをイメージしたのでしょうか。とても可愛らしい色です。
今の黒柳さんで薔薇を作るなら何色なんでしょうか・・・。
真紅かしらん?
ミステリアスな薔薇に仕上がりそうですな。


薔薇にたとえられた女性たちはどんな気分なのでしょうか。
自分を花にたとえると、とても薔薇と言う感じではありません。(畏れ多い事じゃ。)
薔薇に憧れ、薔薇のハンドクリームを時々、思い出したように塗り込んでみたりもするけれど、薔薇の持つ優雅さ、愛らしさ、貴賓に満ちた姿、そして気高くミステリアス・・・。
どれも私にはありません。
薔薇にたとえられる女性達って、美しさと同じくらい生き方も重要なんでしょうね。