えびの高原の秋

えびの高原を目指し山道を走りながら紅葉を撮影。



道際にも紅葉の綺麗な木々がありますが、ここぞと言う所に電線が通っていたりで、
なかなか自然の風景オンリーの写真が撮れませんでした。
プロはどうやって電線を避けて撮影してるんでしょうか。

おまけに黄砂で霞がかかり、少しな離れた紅葉を引き寄せて撮影しても
霞がかかっている感じ・・・。

そこうしているうちにえびの高原に到着です。


子供の時は山登りに来ていたけれど、ここ数年は全く寄りつかないでおりました。
ことにプライベートではキャンプをしない事にしている私。
登山もなるべくしない方向で生活しています。
特にキャンプをすると、私は田島陽子女史に変身してしまうので仕事でもないかぎり
キャンプは致しません。
どんな風に変身するかは・・・田島女史の主張、その他でご想像下さい。
とにかくキャンプに行くと私は人間不信になるわ、怒りがたまるわ・・・。
キャンプが楽しいって人が羨ましいですよ〜。ホント。
ご飯ばっかり作って、後片付けして…。負担増大、ストレス増大。
(たぶん忙しいお母さんが疲れてヒステリー出す状況に似てるのかも・・・)
その場では爆発させられないから、家に帰って田島女史に変身して吠えてしまう
こういう自分を振り返るにつけ・・・たぶん一生結婚できないだろう・・・と思う事もしばしば・・・
そんな忌々しい思い出のキャンプ場もえびの高原にはあります。




えびの高原には野生の鹿もいます。
野生のくせに人間をあまり怖がっていない鹿たち。
道路際で日向ぼっこ中。

 奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声きくときぞ 秋は悲しき  猿丸太夫

鹿の声って女性の悲鳴のような、切ない叫びのような声ですよね・・・。
そんな切ない声を出す鹿がこんなふに道路際で
気を抜いて日向ぼっこしてたらなんか雰囲気でないなぁ・・。
もっと警戒して姿を見られたら山奥に逃げ込こんで、森を彷徨いながら切なく鳴いて欲しいねぇ・・・。
もっとも、鳴いているのは発情期の雄鹿で縄張り主張等の為に鳴いているとか。
恋の切なさで鳴いているとは言えないようです。
(科学の解明がロマンチックさを消しちゃったような・・・)

とにかく、最近は鹿が増えているので餌を与えないでくださいと注意がされております。



たぶん、不動池だと思います。
池の周りの紅葉は終わってしまったようです。

鹿も増えて困っているようですが、えびの高原には貴重な植物もあり、盗採の被害もあるようです。
この日は、途中で検問があり、貴重な植物を勝手に採取していないかのチエックがありました。
(ミヤマキリシマなどの盗採被害が大きいとか)

仕事で知り合った人でこうした違法採取で摘発されたオッサンがいたのを思い出しました。
彼は糖尿病らしいのですが、病院に行くと色々と指導されるし医療費がかかるので、
えびの高原に行って、「糖尿病に効くらしい」という草のようなものを採取しては
家で煎じて飲んでおりました。
こんな事をして糖尿病に効くのか眉唾モノです。(科学的根拠があるんかねぇ〜)
自然の物ですぐさま人体に効力がでるなんて思えないんですけど、彼は信じて飲んでおりました。
ましてや盗採・・・。
そんな心臓に悪いリスクをかかえて飲む煎じ薬は体にいいんでしょうかねぇ?
家族が止めようが仲間が止めようが飲み続けていたオッサン。
ついに摘発され罰金をとられたと言う話を聞きました。
普通に病院で治療した方が精神的にも経済的にも楽だったと思いますよ・・・。
それに現代医学の力の方が効果があったはず・・・。

とにかく山に行ったら高山植物は手に取らず、写真に撮って楽しみましょう。



家に帰って、えびの高原で買ったリンゴのパウンドケーキを食べました。
このパウンドケーキ、熊本県あさぎり町の道の駅で以前に買ったことがあります。
しっとりとしてリンゴの甘さがたまらないケーキ。
なんと、えびの高原でも販売されていたとは!!!
販売元を見ると、「熊本菓房」ではありませんか
(え、そうなの・・・。思ったより近くで売られていた事が判明)

とにかくご賞味くだされ。
私はすっかりはまっております。