紫陽花



あぢさゐの 八重咲くごとく
       八つ代にを いませ我が背子 見つつ偲はむ
       橘 諸兄
(紫陽花の花が色を変えて幾重にも咲くように、八代までいや栄えにご息災でいてください、あなたのお顔を見ながら、お慕し申しましょう   参照:日めくり万葉集vol.6 )


今年も我が家にはいくつかの紫陽花が咲きました。
紫陽花の花言葉ですぐに思いつくのは、「浮気」、「移り気」。
他にも、「辛抱強い愛情」「元気な女性」「あなたは美しいが冷淡だ」「無情」「自慢家」「変節」「あなたは冷たい」
などがあります。
花の様子から変わっていく心に関連した言葉が多いように感じますが、「辛抱強い愛情」とか、「元気な女性」という花言葉もあるのが意外です。

昨年の今頃の「紫陽花」のブログには、心変わりしつつある相手を思い寂しくもありました。
「早くあの人への執着を断ち切ってしまいたい・・・」などと思っておりましたが、
中々、断ち切る事も出来ず・・・

それでも、まぁ、私の気持ちに少しの変化が出てきたようで、
「元気に生きていて下さい。あなたは些細なことに過剰に敏感になったり、落ち込んだりマイナス思考を
普段からなさっていたから、体に気をつけて元気に生きていて下さいよ」と言う気持ちになってきました。
「悪い事もあるけど、生きてりゃいい事あるわよ。」
(こんな言葉、気楽に言ったらあの人に間違いなく叱られるなぁ〜。)


そうそう、あの人、紫陽花を見ても「背の高い紫陽花は気落ちが悪い」って言っていたっけ・・・。
その辺から合わなかったんだなぁ・・・