政治家の言葉

口蹄疫の問題を書くべきか・・・と思いつつ。あえて書かなかった。
家畜の移動制限区域内に住み、関係されている人々の苦悩は発生直後から地元のテレビ局が放送していたので知っていたからだ。
今のように大々的に取り上げられる以前から、県民に対しての広報や注意喚起のニュース、CMがながされていた。
日に日にニュースは重くなり、ブログで触れるのも哀しくつらく、私以上の苦しみを抱える人を思うと書く事ができなかった。

先日、三重のある議員がブログに、県の対応の悪さから知事に「切腹しろ」などと言う文言で批判を掲載していた。言論の自由はあるけれど、政治家の書く言葉である。影響を与えることを考えれば、確実な情報から冷静な記述でなければならない。
安全な位置から、何もせず批判のみを掲載するやり方は政治家として正しいのだろうか・・・。
目立ちたい思いで書いたのかもしれないけれど、あまりにも幼く読んでいて嫌悪感すらでてくる。明らかにそうした意図があるので気持ち悪くて仕方がない。
(私は功名心から軽はずみな行動をするお調子者が大嫌いである)


ましてや、言葉汚くののしり、あの方のキメ台詞か何だかは知らないが、切腹しろというのは「死ね」と言う事と同じである。
安易に人に死を促す口調も乱暴だ。
この辺の言葉の選び方も、30代の市議会議員のわりに幼くセンスがない。



政治家の言葉が軽く、バカっぽく感じる事は時々あるが、
こういう言葉でも、弱っている立場では酷くこたえるものです。




猫は生きることにちゃんとしています。
憎らしい相手と死ぬ気でぶつかりあう事はあっても、
対峙してない相手とは戦いません。
簡単に「死ね」なんて面識のない相手に言うのかしら?