今年の桜

今日、宮崎では桜が開花したと発表されました。
桜の開花を聞くと、麗らかな春到来という感じがして嬉しくなります。
どんなご時世であれ、長閑に花を見ることができることに感謝せねば・・・。なんて、思ったりして。


今日、開花を発表したと言うことは、宮崎市の標本の桜の木はまだ5〜6輪程度なのでしょうか。
私のたま〜にしか歩かなくなった、ウォーキングコースの川沿いの道の桜の木には、
木によっては花がだいぶ咲いていました。
(たま〜にしか歩かないので、今日行ってみて結構咲いていたのに驚き!)
こんなに早く咲いちゃったら、月末の「桜祭り」まで大丈夫かしら?


昨年の桜の開花の時は、写真をメールに添付して奈良に住んでいる先生に届けしました。
先生は、実家にあった桜の木を楽しみに亡くなったお父様の事を思って俳句を返して下さいました。
その俳句がいつか私と先生の間にやってくる日の様で、心が穏やかではいられませんでした。

今年も桜は変わらずに咲いているけれど、春を同じ気持ちで楽しむ人がいないのだと
思うと少し寂しいですが、「千の風になって」のようにと思われた先生は、風の強い昨日、今日に
桜を見にいらしたかもしれません・・・。


桜の花言葉は、「すぐれた美人」、「純潔」、「精神美」、「淡白」です。

あをによし 奈良の都は 咲く花の にほふがごとく 今盛りなり
                                               小野老
   (奈良の都は咲く花が美しく匂い立つように、今まさに盛りである。  参照:『万葉集』 角川ソフィア文庫


今年は平城遷都1300年ですね。
いつか奈良の桜を見に出かけたいです。