アザミの花

東国原知事の国勢転身のこと、自民党のこと、政治の話題のようで政治でもないようなことが話題になって久しい。
宮崎に関わるものとしては、もうこのニュースは聞きたくもない、アザミのように「触れないで」と、トゲで防衛したくなる話。

知事が国政に転身しようが、知事として留まろうがどうでもいい話。決めるのは彼自身であって、彼の人生に責任を負うことができない私たちがヤンヤ言っても仕方がない。
彼の人生は彼の自由であって、彼の人生にわれわれはなんら責任は負わないけれど、国政に転身するからには、彼が国民の人生を握ってしまうということをよく分かってほしい。
国会議員は日本に住む人の人生に責任を負うくらいの権限をもっていると自覚してもらいたい。

東知事に関わらず、今、国会議員となっている大先生方にはどうもこういう自覚がないように見えてしまう。人の命や暮らしを決める法律でさえ、悩み過ぎて決まらないというのならまだしも、お祭り気分で、ヒョイヒョィ〜イと決めてしまうのがご立派なのか、馬鹿なのか…と見えてしまう。一方の意見を聞かずして、ノリと勢いで決めてしまうのを見ていると、その諸大先生の年の半分くらいしか生きていない私は不安になってしまう。

東知事さん、国会議員になったとしてもこの国が戦争をするような決定だけはしてくれるな。安易に誰それを攻撃しよう!などと考えてほしくはない。
今の国会議員を見ていると、一時の感情やら、周りのノリを見て行動するからとても賢い判断ができるとは思えない。「自分の家族が死にわけじゃないしぃ〜」というノリで、戦争に走りそうで怖い。
国会議員はこういう権限を委ねられた人間なのだと私は思っている。国民の投票で決まるのだから心配するなと言うかもしれないけれど、その道筋を作るのは国会議員だと思う。
どうか、どうか、この国が平和であるようにと考えてほしい。
平和でないと地方自治も始まらないのだから…


それに、もうこの総選挙関連のニュースもうんざりだ。
自分の椅子を守るだけのお祭りじゃないの。
派遣切りになった人たち、労働法の改正でいやな思いをした人たち。住まいや仕事を追われたり、低賃金で仕事をしている人たちは、使い捨てのようにされても、どれだけの政治家の大先生が彼らのことを思い、寒空で支援の場に駆けつけて助けたのでしょうか?
自分の立派な議員の椅子の座があぶなくなると、「誰誰じゃ選挙は勝てない」と泣きついたりわめいたりするチルドレンの先生や諸先生方のみっともないこと。
みっともない!みっともない!みっともな〜い!
己の席は自分で勝ちとれ。4年間、信念を持ち、真摯に取り組んでいたのなら党の看板がなんであれ道は開けると思いますよ。
今から落選を人のせいにしようとする考えもどうにかしてほしい。