梅の収穫

大伯父がやってきた。
彼の山にある梅の木に梅がなっているので取りにおいでと先週言われていたのだけど、
まだ収穫に行っていないので、再びやってきたのだ。
年寄りの彼はすぐにやっていないと落ち着かない性分らしい。
早速、家族で梅の収穫に行った。

大伯父の所有する山といっても、これが正確に言うと斜面なのである。斜面といっても
かなり崩れているので正確には「崖」とも言うかもしれない。
昔はちゃんと段々に梅を植えたり、棚田だったらしいのだかがけもの道やら、大雨で崩れたりして、梅の木まで到達するのに結構な斜面を登らなくてはならなかった。

ようやくたどり着いた梅の木はかなり大きくて実をたくさんつけていた。

収穫するにも枝が広がりすぎて手が届かない。
梅の木に到達するまでに年寄りには労力と危険が伴うので手入れができていないのだという。枝を引っ張り、棒でたたき落としたりして梅を収穫。

正直、梅をもらったものの、今のところ使い道が思いつかない。
梅干しはわが家には3年分くらいあるのだ。
梅酒は嫌と言うほど飲んだのでわが家では見向きもしない。
カリカリ漬けもまだたくさん残っている。
でも、せっかく戴いたのだから梅干しかカリカリ漬けにしようと思っている。

収穫した梅をもって帰宅すると、勝手口にさらに3倍の梅のおすそわけが置かれていた。
ご近所さんが下さったものらしい・・・。

ただいま、梅を持て余しております…。