ハイエナ母さんの入院

ハイエナ母さんは育児に大忙しです

子猫たちの乳離れを目指して教育中のようです。
毎日のようになにがしかの獲物が、朝か夕方のどちらかに用意されています。
子供たちはハイエナ母さんの用意した餌よりも、おっぱいを求めるのですが、
この頃の母さんは心を鬼にして、「ウーーーッ!!シャーッ!!」っと、威嚇の声をあげて、子猫たちを散らしています。
何がなんでも乳離れしてもらうつもりのようです。
こんな感じでハイエナが怒るので、子供たちは仕方なくキャットフードを食べています。
(ハイエナ母さんの用意した獲物じゃないところが・・・)
おっぱいを貰えないから水分補給は水を飲むしかなく、子猫たちはやたら水を飲んでいます。

もう、乳離れしたと判断してもいいだろうと、避妊手術の為にハイエナを動物病院に入院させました。
今回はハイエナも油断したのか、簡単に捕まってくれました。
出会った頃に捕まえようとして、私達家族はハイエナに翻弄されコテンパにやられました。
父が手を負傷し、母が足を負傷しました。
無理やり車に乗せた私は、愛車を傷だらけにされました。

でも、今回は動物病院で教えてもらった、洗濯ネットに詰める手法で簡単に移送できました。
車での移動中、ハイエナは不安の為か悲しげなか弱い声で鳴いていました。
「あ・・・私、どうなるの?」
と言う声です。「よよよ」と泣くか弱い女と言う感じのハイエナ。

病院に着くとハイエナの生育歴を聞かれましたが、私にはハイエナの過去など
知りようがありません。
ある日、怪我を負って倉庫に住みつき、元気になって出てゆき、妊婦となって戻ってきた。
そんな女と言う事しか。
最後に、

猫ちゃんのお名前を教えて下さい」と言われました。

エッ!!名前ですか!
もしもの時にと思っていたのに、公表できる名前を考えてなかった!!!
「えっと・・・ハイエナですぅ・・・」
とっさに、名前が思いつかなかったので、正直に本名を告げました。

「え?ハイエナ(笑)ハイエナちゃんねぇ〜。強そうだな」と、皆さんにクスクスと笑われました。

私のネーミングセンスがこんなところであだとなるとは・・・。
名前はどこででも呼ばれるものです。ついて回ります。
くれぐれも慎重につけた方がいいと思いました。
猫ですらそうですから、人間の名前はよくよく考えてイタイ名前をつけたりしない方がいいかなと。