檀(まゆみ)の花言葉は『あなたの魅力を心に刻む』です。



5月に亡くなった先生のことを思い出しては立ち止まってしまうがまだあります。
「こんな時先生はどう思うかしら」とふっと思って、怒る先生、興味深そうに耳を傾ける先生、
にこやかなお顔の先生を思い出してしまいます。
今年はいつも以上に先生を思わない日はなかったように思います。
先生の魅力を心に刻むように思い出す時があります。

昨年の大晦日、先生と私は「幸せ」について話したような気がします。
私がなんとなく「来年は幸せになりたいです」と言うと、「幸せってどういうことですか?」と
お尋ねになりました。
先生が言うには、どんなことが「幸せ」であるかは各世代で内容が変わるのだそうです。
20〜10代の人では「お金持ち」「楽してお金持ちになる」ことが幸せだと思っている割合が多いとかとか・・・。
そんな事を仰っていました。
私はただなんとなく「幸せになってみたいわぁ〜」と言ってみただけで、実際、それほど
悪くはない現状なのです。
去年の今頃、派遣切りなとで職を失った人が大勢いました。お正月にこのような目に遭うことの
哀しさとか辛さを思うと気の毒でありません。

「政治の貧困は国家の恥です。私は物を書く者としてまだまだ書いていきたいです」と、先生は
お正月に抱負を仰いました。
あの頃と今とでは変わっているでしょうか。
先生が逝かれて、しばらくして政権交代をしたのですがどうなのでしょうか?
渦中で生活している私には冷静に分析はしかねますが、先生はどうお思いになっているのかなぁ・・・。
と、思います。

今年もいろんな思いをしたけれど良い事もあったので、
悪くはない1年でした。